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足場

駅前テナントビルの大規模改修工事①外壁とタイル補修

By コンクリート, タイル, 足場, 防水担当の日誌

以前、施工させて頂いた、横浜の某駅前にある5階建てのテナントビルの大規模改修工事のをご紹介します。

このビルは商店街の入り口にあり、建物の裏手には何本もの線路に電車が走っています。

 

工事のきっかけですが、工事5年前に屋上防水の見積リ依頼を受けて見積もりさせてもらいましたが、結局、他社が工事をすることになりました。

ところが施工の状態があまりよろしくなく施主様も不満だったそうです。

そんなことから、今回は建物全体をやりたいので見積もってくださいと依頼が来たので見積りをさせてもらい、工事を担当することになりました。

施主様は工事が待ちきれないのか、見積書よりも先に工事のスケジュール表を出してほしいと言われてびっくりしました。

建物は築29年になります。

屋上は5年前に防水工事をやったにしてはあまりよろしくない感じでした。

目地とか、ちゃんとやっていないような現状でした。劣化箇所が多数ありました。

また、下地と防水層の間の湿気の逃げ場が見当たらないので、逃げ場を作ることを考え、通気緩衝工法で工事をすることを施主に提案しました。

外壁はRCでした。外壁劣化診断調査を行い、タイルの浮き、タイルクラック欠損補修、塗装面の爆裂、欠損補修など細かくチェックしました。

概算時でタイルの浮きは補修は260枚、タイルの張り替えは240枚、爆裂の補修は50か所となりました。

シーリング工事はタイル面、サッシ廻りなどに行いました。

塗装はタイルが貼られていない外壁面と内壁に行いました。

 

工事は一階のエレベーター前にあるテラス屋根のアクリル板を外すところから始まりました。

この作業は足場を立てる時に部材が屋根の間に通せないため、アクリル板を外す必要があったのです。

1メートル以上あるアクリル板がテラスに5枚取り付けられています。

それを一枚一枚外していきました。

アクリル板は破損させぬように丁寧に外して保管場所に運ばれて、工事終了まで大事に保管されます。

 

その翌日、足場の設置が行われました。

駅前にあるため、一日中、歩行者の往来が途絶えません。ビルの前が道路が抜け道に使われているようで車の通行も一日中途絶えません。

ビルは1階から3階までテナントが入り、工事中も営業します。

そのような条件から、足場設置時にはガードマンを立て、交通誘導を行い、歩行者やビル利用者の安全確保に勤めました。

 

足場は10人のとび職人によって行われました。一騎当千の職人たちにより、足場が着々と組み立てられました。

建物は正面1階が店舗、お隣との間は狭く、足場の越境は確実、建物裏手の境界も狭く、あまり条件がいい場所とはいえませんでした。

 

しかし、事前に施主と打ち合わせして、きちんと近隣挨拶をしていたことから、

足場が越境する両隣共、親切にご協力いただき、気さくに植木やプランターを移動してくださいました。感謝でした。

特にトラブルもなく、着々と足場を設置することが出来ました。

 

関連動画 このビルのアクリル板取り外しと足場

足場設置は2日間掛かりました。2日目はあいにくなことに朝から雨でした。

雨の中でもとび職人たちは淡々と安全に配慮をして足場の設置を行いました。

 

このビルの最上階は斜壁でした。斜壁は構造上、通常の外壁よりも多少、足場が組みにくいです。

雨の中の斜壁での足場設置となりましたが、順調に作業が進み、飛散防止のメッシャが足場全体にかけられ、昼過ぎには足場設置を完了しました。

(工事の時点ではハーネスが義務化される前でしたので、一部の職人しか装着していませんでしたが、現在はハーネスの装着は必携にしています。)

 

足場設置完了後、最初の作業は防水職人による、タイルの打音検査です。

打診棒を使い、タイルの表面をたたき、タイルの剥離の状態を調べます。

音の違いだけで剥離を判断する、大変技術のいる作業です。

 

関連動画 タイル打音検査

外壁補修はピンニング工法で行いました。

工法はまず、浮きが生じたコンクリート躯体にドリルで穿孔します。

そして、孔内を清掃して、エポキシ樹脂を充填します。

複数個所の充填で広域範囲の施工が出来ます。

ステンレスアンカーピンを挿入します。

これによって穿孔穴と剥離した空隙部が固着します。

タイルの張り替えは既存の不良タイルをディスクグラインダーとはつり機(ハンマードリル)を使ってタイルを剥がします。

そして、タイル用接着剤 タイルワンを外壁とタイルにタイルワンを塗布して貼り付けていきます。

貼付け後、タイルを叩くことによって隙間がなくなり、密着します。

連結したタイルで複数枚をまとめて貼ることもできます。

タイルは現状と同じものが無いので、タイルを焼いてくれる窯元に近似のものを作成してもらいました。

 

関連動画 タイルの張り替えとエポキシ樹脂の充填

爆裂補修は、脆弱部を除去します。

樹脂モルタルで成形して爆裂や欠損部を補修していきます。

乾燥したら塗装で仕上げます。

 

関連記事 外壁タイル補修

外壁タイル補修

ここまで、大規模改修の外壁補修とタイル補修のことでした。

次回は塗装工事と屋上防水のことについてご紹介します。

塗装職人では多くの大規模改修を手掛けております。

大規模改修工事をお考えの方がございましたらお気軽にご相談下さい。

関連動画  このビルの施工動画

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足場の完成と外壁タイルの打診検査

By タイル, 足場

先日から始まった世田谷での改修工事。

隣が有料パーキングのため駐車している車に気を付けながらの足場組立作業でした。

足場を終え本日は外壁の打診検査です。

3階建て鉄筋コンクリートビル改修工事足場開始

ただ足場が終わってもタイル張替え、塗装などなど作業がこの後も目白押しのため細心の注意を払っての作業をするとこには変わりありません。

足場を組んだ3階建ての鉄筋コンクリート建物

 

足場のアンカーです。

タイル部にドリルで穴をあけて固定することによって揺れ止めや倒壊の危険性を防ぎます。

タイルに穴をあけて設置した足場のうアンカー

 

ドリルでタイルに穴をあけてしまったら足場を解体するときにこの部分の処理はどうするのか?

こちらに答えがあります。

【足場は建物にどうやって固定しているのか?・・の参考動画】

 

シールも傷んでいました。

サッシ皿上のシールの劣化

 

口が開いてひび割れているのがわかります。

外壁鉄部のシールのひび割れ

 

タイルの打診をしマーキングをしました。

今回は注入より斫っての貼り替えが多そうです。

タイルクラックのマーキング

 

 

【外壁タイル打診検査の参考動画】

 

屋上です。

ウレタンの通気緩衝工法をします。

保護モルタル表面ですが、結構荒れています。

屋上の保護モルタル

 

パラペットのシールもご覧の通り傷んでいるのでやり替えます。

屋上笠木

 

屋上笠木シールの劣化

 

今日も寒いですが、天気もよくそびえ立っている世田谷ビジネススクエアもより近くに見えます。

世田谷ビジネススクエアと屋上

次回の施工はタイル張替えのためのハツリ作業がメインになると思います。

3階建て鉄筋コンクリートビル改修工事足場開始

By 足場

世田谷区で本日から鉄筋コンクリート改修工事の足場組立開始です。

左後ろに世田谷ビジネススクエアが見えます。

とても駅から近い場所にある今回の現場ですが、今の都会はどこへ行っても住宅地は狭小地が多いです。

ビルとは言えども住宅街のためお隣は戸建です。

今は建物が密集しているため足場組立も相当な配慮が必要になります。

よく見とるわかるのですが、若干越境しています。

それでいて逆側のお隣もパーキング営業中のため車にも相当気を使います。

やはり昔隣がパーキングで車に塗料をまき散らしてしまったという業者さんがいたという話も聞いたことがあります。

まき散らしとまでは行きませんが、うちの場合も飛ばしてしまったということは業種柄過去に何回かはあります。

足場の場合は接触させて傷などをつけてしまわないように特に注意しなければなりません。

そのための工事損害保険は完備していますが、何もないことに越したことはありません。

 

今日だけでは組み終わらないため明日も引き続き足場とメッシュシートを張り巡らす工事です。

その他の防水と塗装関係はその後またお伝えします。

とりあえず雨漏りを再発させないために非常にお困りのオーナー様でしたので、いつも通りではありますが耐久性を意識しながらの施工をさせて頂こうと思ってます。

 

工事内容についてはまた次回にて。

 

 

5階建てビル、足場工事の開始です。

By 足場

5階建ての大規模修繕工事の開始です。今回の現場は地元横浜です。

ビル前の道路が狭いため工事車両の駐車にも配慮して作業をします。一方通行ではありますが警備員さんも大変だと思います。

 

足場材トラック満載です。

 

今はハーネス型の安全帯が義務化されているようです。

足場は特に体力も使うし危険な仕事なのです。

 

 

見ての通り外壁はタイルがほとんどです。

タイル補強と塗装、屋上防水がメインの工事となります。

 

正直マスクしながらの仕事はきついです。
なので回りの人と接触しないときは外して作業を行うこともあります。

特に梅雨時期から夏にかけてはマスクしっぱなしでは作業できません。

 

境界には建地に緩衝材を巻き付けます。

 

事前に電線の防護カバーもつけています。

 

こちらは足場工事前ですが、エントランス入り口屋根のアクリル板があったので、建地を通すために外しています。

 

 

工事が終了すればまた解体する足場ですが、揺れさせないためと倒壊などを防ぐために足場は外壁とつながっています。

そのつながっている部分は足場を解体するとどうなるのか?

それがわかる動画です。

 

 

そして今回足場を組んだ潜航艇を通した動画です。

オフィスビル・工事完了

By 足場

約一カ月に渡る、世田谷区の梅ヶ丘駅にほど近いオフィスビルの塗装と補修工事が完了しました。

最後に行った作業は、ウレタン最後タン防水工事のトップコートの塗布です。

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そして、最後の外壁補修を行い、全工程が終了しました。

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足場の解体作業は足場屋により、並行して行われました。

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足場を外したあとに、姿を現した外壁は、工事前とは見違えるほどキレイになりました。

 

世田谷のマンションで足場工事です

By 足場

世田谷区でマンションの外壁塗装工事が始まりました。
閑静な住宅街にある3階建てのモダンなマンションです。

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大きさは約635平米の建物です。

一昨日から2日間は足場工事を行いました。

5人の足場職人によりのべ12時間掛けて、足場を組みあげました。

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工事期間中は入居者の皆様に、大変ご不便、ご迷惑をおかけ致しますが、
安全に作業を行いますのでご理解、ご協力の程宜しくお願い申し上げます。

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無足場ブランコ大規模修繕という選択もあります。

By 足場

市街地においては特にお隣のビルやマンションまでの隣地まで狭い現場もあります。

そんな時はブランコ作業による無足場の大規模修繕工事という選択もあります。

施工する職人が少ないためスケジューリングも困難な状況ですが、ご相談はいつでも可能ですよ。