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職人によるマンション鉄階段の徹底補修

By 2013年12月6日1月 15th, 2023防水担当の日誌

酸化が進み、錆びが表面だけではなく内部まで侵食しているマンション階段での作業。床コンクリートのクラック(ひび割れ)から雨水が入り込み、階下の天井に大きなしみを作ったり、雨水が漏れた跡を残していました。雨水が浸入すると内部の腐食が進み、ハクリや落下の危険性があるため、徹底的に補修していきます。

階段の段差部分も鉄骨からモルタルが剥がれかけていたので、それらを全て除去した後に掃除機を使って細かいゴミを吸い取り、綺麗にします。欠けた階段部分にプライマーをたっぷりと塗って接着力を上げた後に、モルタルを成形して補い、乾燥させてからシートを貼り付けていきます。この作業を階段の脆くなった部分全てに行った その後で、コンクリートがむき出しだった階段には遮音性に優れたタキステップというシートを貼って、防水と歩行音の防止しました。

その他、手すりなどの鉄部にもかなり錆が発生していて錆び落としに苦労しましたが、しっかりと錆びた部分を落とし、肉厚に錆び止めを塗布しておきます。錆び止めが乾いたら、中塗り、上塗りを塗り重ねてチョコレートのような焦げ茶色に仕上げていきます。
外階段では踊り場のシートを融着していく時には末端部分からしっかりと。後々でトラブルになる剥がれや漏水は末端部分の処理の甘さからなることが多いのです。なので、いつも以上に念入りに処理しました。

防水、溶接、足場、塗装とそれぞれ専門の職人が入った為、工程確認などでお客さんにご迷惑をおかけした部分もありましたが、その分、それぞれの職人全てが満足いく質の良い仕上がりになったと思います。