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外壁

5階建てビルの外壁タイル滑落防止、打音調査と補強&張り替え

By タイル

RC建物の外壁の悩みで尽きないのがタイルの浮きです。

外壁タイルの浮きは滑落の危険性があるからです。

めったなことでは落ちたりしませんが、もし落下した時のことを考えると怖いですよね。

ではどのタイルが浮いているのか、また補強すべきタイルはどこなのか、それを診断するためのものが打診棒を使った打音検査です。

乾いた音が出れば浮いているという合図です。

試しにクイズ形式でこの動画をご覧ください。

もちろん見た目には同じですが、打診棒の音でどちらが浮いているか判別できるでしょうか?

 

乾いたカラカラする音が出る場所は浮いているタイルです。

そこにチョーク等でしるしをつけます。

マーキングといいます。

今回ご紹介のビルの打音調査はこちらです。

 

マーキングしたので、ドリルで穿孔していく準備の完了です。

 

そしてそこに補強をしていきます。

その補強はというとエポキシ樹脂という接着剤を注入します。

注入する際に使用するのが「注入ガン」です。

 

注入ガン(グリスガン)にエポキシ樹脂をセットしたら注入の開始です。

もしかしたら胸筋が必要になるぐらいの力を腕に伝えて外壁タイルの奥までしっかりエポキシ樹脂が行きわたるように注入します。

 

点在している白いウエスはタイルを汚さないようにあふれて出てくるエポキシ樹脂の汚れ防止のためのものです。

ステンレスピンが接着剤の補強材となる形でタイルの中でがっちり固定されるというわけです。

 

 

ビルやマンションの外壁は塗装という場合ももちろんありますが、タイル補強もとても多い工事なので大規模修繕では割とメイン的な工事になる場合もあります。

現場にもよりますがタイル補強をする場合は必ずと言っていいほど張替えする部分が出てきます。

貼り替えはタイル目地に沿ってディスクグラインダーにてカットしていき、ハツリ機でタイルを除去し貼り換えていきます。

詳しくはこちらの動画にて。

 

 

こちらタイル補修工事をまとめていますのでよかったらご覧ください。

 

こちら今回工事させて頂いたビル大規模修繕のタイル施工場面からご覧いただけます。

外壁タイル足場解体後

外壁タイルの浮き補修の完成

By タイル

マンションやビルの足場は触れ止めのために外壁にアンカーを打っています。

神奈川区、マンション大規模修繕の下地補修中~

なので足場を解体する足場つなぎのアンカーがこのように見えている状態です。

足場のためのアンカーが見えている

 

足場解体後にタイルを貼りつけていきます。

足場解体後のタイル修繕

 

目地をモルタルで均していきます。

修繕タイルもしっかり補修

 

完成。

どこが補修した後かわからない写真

 

違う場所も。
足場を撤去した直後の状態。

斜壁に出るアンカーの写真

 

プラグが少し突出しています。
このままではタイルのきれいに貼れないためハンマーでアンカーをつぶしていきます。

タイルがしっかりと貼れるようにする

 

貼った状態。

タイル張替え後

 

完成。

足場用アンカータイル修繕完了

 

錆止めもしっかりする

 

施工前。

外壁タイル修繕前

 

施工後。

外壁タイル修繕後

 

 

外壁タイルkモルタル塗布

新築風に蘇る、5階建てマンション外壁タイルの塗装

By タイル

耐久性のとても高い外壁タイルですが、洗浄してきれいに汚れを落とせたとしても耐久性も新築同然になったわけではありません。

外壁タイルの頑固汚れもキレイに落とす、RC建物の薬品による洗浄

長期間にわたって強烈な紫外線が降り注ぐ過酷な夏や氷点下にもなるぐらいの厳しい寒さなどの自然環境にさらされてきています。

地震なども含め振動の影響からひび割れや浮きによる滑落などの可能性がないわけでもありません。

タイル部が大丈夫でも目地部からのエフロレッセンスの発生ということもあります。

エポキシ樹脂の注入による外壁タイルの浮き補修で滑落防止すればよいのですが、せっかく足場を組むのでそれだけで済ますのももったいないといえば勿体ないです。

エポキシ樹脂の注入による外壁タイルの浮き補修で滑落防止

今回の巣鴨の現場は補強したタイルの上からさらに透明な塗装をします。要はクリヤー塗装です。

こちらが今回使用した透明塗装のセブンSS。

セブンケミカルのセブンSSの材料の一斗缶

セブンケミカルのセブンSS

 

セブンSシーラーをたっぷり塗布していきます。

もちろん丁寧に高圧洗浄をした後からだからこそシーラーの効果も万全となります。

塗り残しのないようにローラーに集中して塗っていきます。

外壁タイルにシーラー塗布

外壁タイルにシーラーを塗布

 

外壁タイルの防水クリヤー仕上げ材を塗るプラス面とマイナス面

 

こちらが下塗り塗料のセブンSシーラー15キロ缶。

トップコート左、右シーラー

トップコート左、右シーラー

 

翌日、シーラーがよく乾燥されているか確認をして次はトップコートを塗布していきます。

外壁タイル塗装

 

タイル自体は陶器なので塗料の吸収は少ないですが、モルタル目地は吸収するためたっぷりと塗布していきます。

乳白色の液体が乾燥すれば透明になってきます。

塗布後は乳白色状態

 

こちらは足場を解体した時用の壁つなぎのアンカー部分のタイル。
こちらも事前に塗装しておきます。

壁つなぎ後に貼るタイル

 

※壁つなぎを取った足場解体時の外壁のようす。解体したらこの部分に貼ってきます。

アンカーのタイル部

解体後に貼る様子

 

引き続きトップコートの塗布です。

ローラーによるトップコート

 

クリヤー塗装は塗り継ぎが目立ちやすく乾燥時間を考慮に入れて、職人同士並列に並んで施工していいきます。

外壁タイル塗装上塗り

塗り継ぎムラを出さないのも職人技

 

塗布後少々の時間経過後。

目地モルタルにも吸収させていく。

 

まだ乾燥しきれていない状態ですが、良い艶の輝きを放っていきます。

タイルの復活

 

上階から1階へ。

マンション1階塗装

 

細かい部分も塗り忘れなく徹底的に。

室外機裏塗装

 

 

 

外壁タイルの頑固汚れもキレイに落とす、RC建物の薬品による洗浄

By タイル

本日はこちらの以前行った現場のように薬品を使った外壁タイルの高圧洗浄です。

マンション大規模修繕 外壁タイルの酸洗い

高圧洗浄機を2台使用し2日間に渡っての洗浄です。一般に洗浄機のホースは30mが多いです。

さらに5階建てなのでそれなりにホースの長さも必要で状況によっては延長もしますが長くなって高さもあると圧も下がってしまうこともあります。

2台並んだ高圧洗浄機

2台並んだ高圧洗浄機

 

ご覧のとおりタイルはかなり汚れています。

ここまで汚れてしまうといくらガソリンエンジン駆動式の高圧洗浄機でも中々落ちません。

洗浄機でもなかなか落ちない外壁タイルの汚れ

 

強力粉末洗浄剤で原液を作る前の準備です。

粉末の薬品

 

斜壁のため単管足場に乗って洗浄をします。

天気がいいですが斜壁でメッシュシートが張れない分高さを感じます。

高さを感じる斜壁

 

新品タイルを張り替えた部分との汚れの差が激しいです。

新しく張り替えたタイル部分はすぐ分かる

 

汚れに水分を含ませるように濡らし研磨するようにこすりながら洗浄をしていきます。

薬品塗布しながら磨く

 

タイルの良いところは外壁塗装と違って頑固に汚れても復活するところです。

恐らくほぼ新品のタイルに戻ったようになったかと思います。

洗浄前後がよくわかる

 

洗浄前と一部張り替えた部分と洗浄後のタイルです。

薬品洗浄でここまで変わる

 

水気を取りながら拭いていきます。

拭き上げもしっかりと

 

まだまだ工事は続きますがとてもきれいなりました。

薬品だけの力だけではなく丁寧な職人作業の合わせ技なのです。

少しでも空き室対策に貢献できればなおうれしいですね。

薬品洗浄後の壁

 

こちらは別の現場ですが以前行ったタイルの洗浄の動画です。

 

外壁タイル剥がし

エポキシ樹脂の注入による外壁タイルの浮き補修で滑落防止

By タイル

いよいよ外壁タイルの補修です。

内容はこちらと同様タイル張り替えとエポキシ樹脂によるアンカーピンニング注入工法による作業です。

ひび割れ、欠損など、5階建て鉄筋コンクリートの下地補修

これで浮いているタイルを補強します。まずは張替え部分のタイルの撤去から始めます。目地に沿ってディスクグラインダーの刃を入れていきます。

職人技でまっすぐに切り込みを入れていきます。

ディスクグラインダーによる外壁タイル部の目地をカット

 

斜壁足場のため作業性はいいとは言えませんが青空の中、手ぶれしないように集中して作業します。

外壁タイル剥がし斜壁

 

目地に切れ込みを入れたらハツリ機を使って撤去していきます。

外壁タイルのハツリ

 

上階のハツリ-ほど撤去したタイル破片とごみが落ちるため落下させないように配慮します。

ハツリ時のタイルの落下を防ぐ

 

打ち継ぎ目地のシール部も劣化して完全に破断と剥離をしていました。

打ち継ぎ目地の劣化

 

エポキシ樹脂を注入するために再確認の打音検査です。

ハンマーによる打音検査

 

ドリルで穿孔します。

ドリルでタイル目地部に穴をあける

 

ドリルで穿孔した後は切り粉が詰まっているのでブロアーで穴の中をきれいに清掃します。

ブロアーで清掃

 

エポキシ樹脂があふれてタイルを汚さないために注入はウエスを軽く詰めながら行います。

エポキシ樹脂の注入の際あふれないようにする穴にウエス

 

エポキシ樹脂を入れたグリスポンプをウエスを当てた穴に差し込み注入した後ステンレスピンを挿入します。

グリスガンによるエポキシ注入

 

穴の奥まで注入させてエポキシ樹脂を行き渡せるように注入していきますが、結構腕力が必要なのです。

グリスガンを使ってエポキシ樹脂を注入する職人

 

引き続き次回もこの巣鴨の現場をお伝えしていきます。

斜壁タイルにエポキシ樹脂注入

 

 

 

外壁タイル修繕作業

浮いた外壁タイルの張り替え交換とモルタル目地の補修

By タイル

打音検査をして浮いた個所のほとんどはエポキシ樹脂の注入で大丈夫でした。

本日はエポキシ樹脂では補強しきれない個所の外壁タイルをこちらのようにハツリながら張り替えていきます。

港北区でマンション修繕:タイルの補修

ちなみに張り替え部のタイルははつって撤去済みです。

すでにクリヤー塗装をしてある新品のタイルを貼っていきます。

張り替えたばかりのタイルは白く目立ちますが、その周りの汚れて劣化しているタイルは酸洗いによってこれからきれいに洗浄していきます。

外壁タイル修繕後

 

新品のタイルは築年数が経過しても在庫で残している場合もありますが、もしない場合は新たに窯焼きをして特注にて発注をします。

まったく同一でなくとも類似品のタイルが販売されていることもあります。

新規タイル貼付けがよくわかる写真

 

タイルの貼り換え後は目地モルタルをコテによって埋めていきます。

タイル張替え後モルタルで仕上げ

 

隙間がないようによくモルタル多を刷り込んでいきます。

タイルの目地を埋める

 

斜壁のためメッシュシートが切られていない場所なので余計高さが感じられるますが、丁寧に集中して作業をします。

メッシュシートがない斜壁高さを感じさせる

 

斜壁が終わったら下層階に移動していきます。

撤去された部分。

外壁はコンクリート、モルタル、タイルという順番になっていますが、これはコンクリートが見えている状態です。

タイル張替え前

 

こうして1枚1枚丁寧に張り付けていきます。

目地の直線がまっすぐになるように微調整をしながら張り付けていきます。

タイル職人によるタイル貼り

 

陶磁器質タイル用接着剤を使用して貼り付けていきますが張った後はタイルの重力で下がってくる場合があるため乾燥過程において高さを微調整して修正していきます。

微調整しながら行うタイル張替え

 

こちらは違う現場となりますがALC外壁建物のタイル張りの張り替え動画です。

 

豊島区巣鴨でタイル張替えの工事点検

By シーリング(コーキング), タイル

巣鴨地蔵通商店街のすぐ近くにあるマンションでの作業です。

巣鴨地蔵通商店街

巣鴨提灯

沢山の提灯に圧倒されつつ・・・

 

現場は道路に面したマンションで全面足場は狭く組まれています。

足場

 

ですが、作業は手際よく行われています!

斜壁タイルの上の足場

青空の下、外壁の洗浄が終わりとてもきれいに仕上がっています!

 

シーリングの張替え中で、職人さんが専用工具を使い劣化したシールを外します。

 

シーリング 劣化

お客様に満足していただける仕上がりとなると思います!

見逃さない!徹底的な5階建て外壁タイルのひび割れ打音検査

By シーリング(コーキング), タイル

外壁タイルの浮きを発見するために打診棒を使い打音検査をしていきます。

タイルの打音検査とUカット

 

7枚の外壁タイルが浮いています。

 

斜壁のため、この部分だけ楔足場ではなく単管足場のため体制もつらいですが丁寧に打検をしていき浮いている個所を見つけていきます。

マンション足場組立中

 

ハンマーを横にすらしながらカラカラと乾いた音がする場所を発見していきます。
乾いた音は浮いているサインです。

 

クラックのある外壁タイルは交換をします。

外壁タイル クラック

外壁全体を転がすのはかなり時間が掛かります。

職人による打音検査

シール目地のタイルの断面剥離。

 

洗浄前の外壁タイルの上なので滑らないように作業をします。

 

打ち継ぎ目地の旧シールの撤去をします。

 

 

 

5階建てビルのロープ高所作業

By コンクリート

大規模修繕は基本足場が必要です。でも、どうしても足場が架けられない困難な状況に限って言えば無足場施工も可能です。

今回は塗装職人の世田谷店舗近くの5階建てビルにて、ロープ高所作業の施工をさせていただきました。

施工的には洗浄のみでした。

ほかには外壁の打検、タイル落下防止のためのエポキシ注入施工、シール工事や外壁塗装まで、本来高所作業の職人でもそれぞれ工事種類の専門分野が違うのですが、うちはの場合に関して言えばすべてOKですし、職人によって丁寧さも分かれるというものですが、実績・評価ともに文句ないと思います。

ただ今年はもう予定が一杯なので、もしご相談される方はその点ご留意していただければと思います!