世田谷区寄棟屋根の家で行ったカバー工法と雨漏り対策工事

世田谷区にある2階建ての寄棟屋根の戸建てで、カバー工法と外壁塗装工事を行いましたの
でご紹介します。


寄棟屋根は傾斜角度が強い屋根のため、通常とは工事の準備が少し異なります。
またこちらの家は駐車場に雨漏りがあり、外壁がモルタル壁とタイル壁が交互になった仕様
でしたので、タイル壁にも塗装を行いました。

寄棟屋根でカバー工法をご検討の方、タイル壁で雨漏りにお困りの方は参考にしてみてくだ
さい。
それでは、工事の流れについてご説明します。

目次

工事を始める前の電線防護管設置と近所挨拶

まずは、工事前に電線防護管の設置と、ご近所へ挨拶をします。
こちらの家は、写真を見てお分かり頂けるよう、電線が建物と非常に近く、電線の本数も多
い場所でした。
そのため、足場が電線に接触したり、作業中に職人が電線に触れてしまう危険性があります

そこで、安全対策として電力会社に「電線防護管」の取り付けを依頼することにしました。
電線防護管は塗装会社では取り付けできず、電力会社による直接施工となるため、費用は電
力会社が定めた金額となります。
さっそく足場の建設日と解体日を電力会社に事前に伝え、足場を組む前に防護管の取り付け
を行ってもらいました。

次にご近所へ挨拶まわりをします。
工事をスムーズに進めるためには、ご近所への事前の通知と挨拶がとても重要です。
こちらの家はお隣との距離が近く、家の前の道路が袋小路になっていました。
そのため、足場を組む際にはお隣の敷地に入らせていただく必要があり、また足場の建設時
と解体時にはこの袋小路にトラックを停めなければなりません。

そこで、工事前に袋小路に建っているすべての家にご挨拶に伺い、工事の日程をお伝えしま
した。
電線防護管の設置、ご近所への挨拶を終えたら、いよいよ工事スタートです。

塗装工事前の下準備

最初に足場を建てます。
こちらの家は寄棟屋根という急勾配の屋根のため、屋根にも足場を組みました。
通常は屋根上に足場を組みませんが、勾配が強い場合には屋根足場を組むことで職人の安全
を確保し、工事を可能にします。

屋根の棟板金を外し、棟木を樹脂製のものに交換しました。

その後、元の屋根材の上に防水紙を貼ります。

その上にガルテクトを張り込めば、屋根のカバー工法は完成です。

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棟板金部分にもガルテクトを張り込みました。

次に、壁の塗装面(モルタル)とタイル面の取り合いを剥がします。

剥がし終えたらプライマーを塗布し、その後シーリングの打ち込みを行います。

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こちらはシーリングが完成した写真です。
このシーリング部分まで、モルタル部分の塗装時に一緒に塗装します。
最後に家全体に高圧洗浄を行い、下準備は完了です。

モルタル壁とタイル壁の外壁塗装工事

お客様宅のモルタル壁や柱は、ピンク色とクリーム色の2色でした。
今回は、全てクリーム色に統一します。

塗装前に、タイル面や窓、植木などを養生します。
植木は基本的には外側に寄せて壁から離して養生しますが、どうしても壁にくっついている
部分は、お客様の了承を得て植木の伐採をしました。

下塗り、中塗りを行います。

上塗りを終えたら、モルタル部分の塗装は完了です。
下塗りにはアンダーサーフDS、上塗りにはプレミアムシリコンを使用しました。
微弾性の塗料のため、モルタル壁に発生しやすいひび割れにも強く、壁の動きに追従するタ
イプの塗料です。

今回は駐車場の雨漏りがあったため、モルタル壁の塗装も雨漏り原因を作らないよう配慮し
て進めました。
樋や鉄部なども、それぞれに対応した塗料でモルタル壁と同じクリーム色に仕上げています

次にタイル面です。 セブンSSという塗料を選んで塗装を行います。

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タイル面は大きな破損はありませんでしたが、目地などのわずかな隙間から雨水が浸入して
いる可能性があったため、タイル壁全体を防水塗装工事することとなりました。
色はタイルの風合いを活かせるよう、クリアタイプを選びました。
クリアタイプの場合、下地の状態がそのまま透けて見えてしまうため、塗装前の洗浄が特に
重要になります。

こちらのお宅は元々外壁の汚れが比較的少なかったのですが、高圧洗浄の際に水だけでなく
専用の薬品も使用して徹底的に汚れを落としたことで、壁面がとても美しく仕上がりました

このように下地をしっかり綺麗にした上でクリアの塗料を使うことで、タイル本来の質感が
より引き立ち、外観の印象が格段に向上します。

その後シーラー、中塗り1回目、2回目と工事を進めます。

通常の外壁塗装は3回塗りですが、セブンSSの場合は5回塗りです。
最後に上塗りを2回行います。これで5回塗りが完成です。
クリアタイプなので重ねた感じは目立ちませんが、膜厚が十分に確保され、タイル面の防水
がしっかりと行われました。

最後にベランダ床の防水工事も行いました。

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こちらのベランダ内側は、モルタル面の塗装の際に一緒に塗装しています。

ベランダの床を防水工事するにあたって、足場を部分解体します。
床に室外機以外の障害物がない状態にし、プライマーを塗布しました。

今回は足場を組んでいますので、ベランダ床の防水塗装の際に家の中を通ることはありませ
ん。
最後は笠木部分に登り、足場に出て柄の長いローラーを使って仕上げます。

防水材を2回塗布をしてトップコートを塗ったら完成です。

くもりのない美しい床面となりました。
このベランダの防水塗装工事とタイル面の塗装は同時に行います。どちらも1日1工程のた
め、同時に進めることで工期の短縮を図れます。

タイル壁の防水工事で止まる雨漏り

今回は寄棟屋根のカバー工法、モルタル壁の塗装工事、タイル壁の防水塗装工事、ベランダ
防水工事を行いました。
上記の完成写真にも写っていますが、電線に黄色いカバーがついた部分はすべて電線防護管
です。

1ヶ月ほどの工期でしたが、きちんと安全対策をとったことで事故やトラブルなくスムーズ
に完了できました。

塗装工事前は、1階玄関横の駐車場に雨漏りがありましたが、工事後に無事雨漏りが止まっ
たそうです。
屋根のカバー工法、モルタル壁の塗装工事、タイル壁の防水工事などが効果を発揮したこと
がわかります。

水は小さな隙間からも入り込み、雨漏りの原因を探すのは本当に難しい作業です。
塗装職人はこれまでの多くの現場経験をもとに、さまざまな方法でアプローチします。
マナーと経験と技術を持って、お客様の家にとって最善の塗装工事を行います。

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