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長尺シートを貼って滑りにくい階段へ

By 2013年11月28日1月 15th, 2023防水担当の日誌

ALC(軽量気泡コンクリート)外壁マンションでの大規模修繕。
今回は階段と踊り場、廊下に防滑性のビニルシート類を貼りつけて滑り止めをします。階段には遮音性能のあるものを使用して、マンション入居者が使用する共用部の騒音を抑制。多くの住居者が集うマンション、安全面の向上と快適な居住空間を目指して施工です。

階段では鉄部の塗替え完了後に、踏み板部分をカチオン性樹脂モルタルで下地調整。マンションの入居者が階段を利用するため、左右で半分に分けて片側通行の状態で施工。
使用する長尺シートはタキロン製の遮音・防滑性階段用床材タキステップと、防滑ビニル床シートのタキストロン。床シートは太陽の熱や紫外線に耐久性もあり、傷や摩耗にも強いです。
階段用床材は防滑性に加えて遮音性もあるので、人が歩く際の音も軽減されます。

側溝などがある場合は、シーリング材で隙間を埋めてからウレタン防水。その後、床に専用ボンドを塗布してシートを中央から貼っていきます。塗装で使うよりかなり大きなローラーを転がして床とシートをしっかり密着させます。さらに手作業で空気を抜き、剥がれやすくなる端は再びローラーで圧着。継ぎ目は溶接して隙間なく平滑に仕上げました。