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タイルの張替えと目地の肉厚シーリング

By 2013年11月1日4月 8th, 2024防水担当の日誌

4階建てマンションのタイル張り替え工事です。こちらの外壁はALC、別名、軽量気泡コンクリートや発砲コンクリートと呼ばれる建材でできたパネルを使用しています。そのパネルの可動性のため、上に貼ってあるタイルがひび割れしやすくなることがあります。

足場を組んで水洗い後は、まずは打音検査を行ってタイルの浮きを入念に確認していき、該当場所はすべて撤去して張り替えていきます。ALCの欠けが多い箇所にはモルタルをつめて形成後、タイルを一枚一枚張りつけて上から押さえていきます。

また、タイルの目地や窓枠周りのシーリング(コーキング)も劣化しており、肉痩せやひび割れが多発していました。この状態では、内部に水が浸入して家を傷める要因になりかねないので、既存のシーリングを撤去してバックアップ材という発砲を入れた後、2液型の材料で肉厚なシーリングに仕上げます。このシーリングの上からは塗装をしないので、変性シリコンを使用しています。

今後のために、誘発目地と呼ばれるひび割れを防ぐ目地を新たに作成してシーリングを行い、クラック(ひび割れ)予防の仕様にしました。