世田谷区のマンションで行っていた大規模改修工事は7月上旬に足場を解体後、最後の工程に入りました。
7月17日に行ったのは擁壁に誘発目地を入れる作業です。

鉄筋コンクリートの構造物は収縮によりひび割れが入ります。しかし、ひびがどこに入るかは事前には分かりません、ひびが入ることにより、美観や構造に問題が出てくることがにあります。
そこであらかじめ、構造物に断面欠損部を設けることによって、その位置にひび割れを誘発させるための目地が「ひび割れ誘発目地」または「新設目地」とも呼びます。

工程は、まず目地を入れる箇所にカッタ―で切り込みを入れます。

次に電動ハンマなどでハツリ出しをします。

最後にシール材でシーリングをします。


これにより、ひび割れをシールの下に誘発します。
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