











経年劣化や、地震などの強い力が加わったことが原因と思われます。

サビを完全に除去し、再発を予防します!
下地補修(鉄部面の下地処理方法)
①劣化塗膜の除去
劣化塗膜(浮き、ワレ、ハガレ、フクレ)はケレン工具を用いて、入念に除去します。
活膜(素地に密着している塗膜)は残してよい。
②錆の除去
鉄部の塗装では最も重要な工程です。
錆を残したまま塗装したのでは、いかに良い塗料を使用しても期待通りの性能・寿命が発揮できません。部位によっては異なりますが、ワイヤーブラシ、サンドペーパー による手ケレンや電動工具によって錆を十分に除去します。
③清浄
全面に軽くサンドペーパーを当てウエス等で拭き取ります。
ほこり、汚れなど付着物を残したまま塗装しますと密着性が低下します。
塗替時の素地調整の等級
素地調整の程度 | 1種ケレン |
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旧塗膜の状態 | 腐食が特に著しい状態 |
素地調整後の素地状態 | 古い塗膜、腐食部分を完全に除去し、金属下地を出す。 |
工具及び方法 | ブラスト法 |
素地調整の程度 | 2種ケレン |
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旧塗膜の状態 | 塗膜が劣化して、腐食が目立っている状態 |
素地調整後の素地状態 | 古い塗膜、腐食部分を除去して、金属下地を出す。 活膜が存在する場合は残す。 |
工具及び方法 | ディスクサンダーなどの電動工具と、ワイヤブラシなどの手動工具 |
素地調整の程度 | 3種ケレン |
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旧塗膜の状態 | 塗膜のほとんどは活膜だっが、部分的な損傷や錆びの発生が見られる状態 |
素地調整後の素地状態 | 全体的にケレン工具をあてて劣化した塗膜は除去し、錆びが発生している部分の錆びを落として金属下地を出す。 |
工具及び方法 | 2種ケレンと同じ |
素地調整の程度 | 4種ケレン |
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旧塗膜の状態 | 塗膜は活膜だが、白亜化(チョーキング)や変色を起こしており、付着物などが多い状態 |
素地調整後の素地状態 | 粉化物や汚れを除去して清浄にする。 |
工具及び方法 | ワイヤブラシやサンドペーパーなど手動工具 |