モルタル外壁補修:モルタルのクラック、浮き、欠損などの補修

健全な状態に補修、モルタル外壁補修:モルタル劣化の3大要素「クラック、浮き、欠損」をしっかり補修します!

モルタル外壁の補修は3つあります。
ひび割れ(クラック)浮き欠損です。

クラックの補修作業
クラックの補修後
モルタル外壁補修跡
モルタル外壁全面の補修跡

欠損は見た目に分かりやすいですが、特に上階部のクラックと浮きは見た目によくわかりません。

そこで打音検査で調査をしてからの補修となります。
テストハンマーを転がし、外壁全面を打音検査によって、浮き部やクラックの確認をします。

モルタル外壁の打音検査

音の変化で確認した後は、ペンキのスプレーなどでマーキングをして印をつけ、その後補修をしていきます。

検査後に異常があった部分へのマーキング

雨水の侵入が怖いモルタルのクラック

クラックの補修

マンションにとってクラック(ひび割れ)は雨水の浸入を連想させるため、見た目にも最も不安材料になる劣化症状のひとつです。
一般的に微細な乾燥クラックは塗装時の際、塗料ですべて埋め尽くされることも多く、その場合下塗りには弾性のものを使用することもあります。

もちろん大きいクラック幅は、塗装の前にそれ専用の下地処理をします。
クラック補修といってもさまざまな工法がありますが、下地の状況とひび割れの幅で最適なもので処理をして、クラックの再発に努めています。

シール工法

クラック内部への注入というよりかは、クラック表面を覆い尽くしてひび割れを埋める工法です。
今後建物が挙動しないと思われる場合にはパテ状エポキシ樹脂、動きが予想される場合は、可とう性エポキシ樹脂や弾性系のものを使用します。

クラックを補修し、塗装後の外壁
クラック補修後

またセメントフィラーやクラック専用補修材で刷り込み処理をすることもよく行います。

セメント系下地調整塗材セメントフィラー
高性能防水材パラテックス

Uカット工法

ひび割れに沿ってダイヤモンドカッター等で溝を広げて、そこに可とう性エポキシ樹脂やシーリング材を注入します。

外壁クラック部のUカット
プロベストUカッター
Uカッター

状況によってはその上から、ポリマーセメントモルタルや樹脂モルタルで表面を平滑に仕上げます。

クラックUカット補修前の外壁
クラックUカット補修後の外壁

エポキシ樹脂注入工法

約2.30cm間隔でひび割れに沿ってドリルに穴を空けて、穴の間隔を速乾性エポキシ樹脂でふたをして、穴から注入用のエポキシ樹脂でひびを埋めます。
その後ふたの方のエポキシ樹脂をはがします。

手動式エポキシ樹脂注入工法作業中

自動式

ゴムやエアーの圧力で均一に注入力を徐々に加えて、クラック内部全体にエポキシ樹脂を行き渡らせてひびを埋めます。

自動式エポキシ樹脂注入シリンダー
自動式でのエポキシ樹脂注入工法施工後

手動式

グリスガン(グリスポンプ)にて手動で力を加えてエポキシ樹脂を注入てひびを埋めます。

階段の手動式エポキシ樹脂注入工法の施工後
外壁の手動式エポキシ樹脂注入工法の施工後

浮いたモルタルはガッチリ固定接着

浮きの補修

モルタルの浮きは見た目でわからないことがほとんどです。

塗装はあくまでも表面に対する保護。
表面を保護しても建物側の躯体コンクリートからモルタルが剥離してしまっては塗装も無駄になってしまいます。

アンカーピンニングエポキシ樹脂注入工法で剥落の危険性があるモルタルを強力に接着します。

アンカーピンニングエポキシ注入工法でのクラック補修:穴あけ作業

打音検査をしてマーキングが完了したら、モルタルの浮き部分にコンクリート内部まで達するようにドリルで穴を空けていきます。

穴に残ったモルタルの粉じんをエアーで飛ばし掃除をしてから、専用の手動式グリスポンプで、浮き部全体に行き渡らせるように、十分なエポキシ樹脂を穴からあふれるまで規定量注入しステンレス製の全ねじピンにもエポキシ樹脂を塗布して、回しながら穴に押し込み挿入します。

アンカーピンニングエポキシ注入工法でのクラック補修:穴の中の掃除
アンカーピンニングエポキシ注入工法でのクラック補修:エポキシ樹脂注入中

コンクリートとの隙間にエポキシ樹脂を行き渡らせて、さらにこのピンが穴の中で杭のような働きをして、ピンの周りの浮き部をエポキシ樹脂の強い接着力で固めモルタルの脱落を防ぐという寸法です。

アンカーピンニングエポキシ注入工法でのクラック補修:エポキシ樹脂注入後

欠損部分はしっかり成形修復

欠損の補修

欠損は、コンクリート内部の鉄筋がさびて膨張する「爆裂現象」などで、欠けてしまうことを言います。

もろくなったモルタルをはつり、強固なコンクリート下地を出し鉄筋が露出している場合はワイヤーブラシなどで錆を取ってから防錆処理します。

プライマーをたっぷり塗布した後は、プレミックスモルタル、ポリマーセメントのNSドカモルシリーズ、エポキシ樹脂モルタルで言えばアサヒボンドのBEシリーズ、コニシではKモルタルなどの補修材を金コテなどの道具を使用して成形修復します。

ポリマーセメントのNSドカモル
コニシのエポキシ樹脂モルタルのKモルタル
アサヒボンドのBEシリーズ

マンション修繕工事は様々な職種の業者が入り乱れるもので、工程も順序よく段取りを組まなければなりません。

特に欠損などの場合は、乾燥させて次の工程に移るまで時間が掛ったり、モルタル自身の重みで成形の仕上がりにも不具合が出ないように、軽量や速乾性に優れた材料を場所に応じて使い分けます。

欠損部が大きい場合は、成形の仕上がりと補強をプラスする意味でも、アンカーピンを刺しステンレス製の針金を巻いてそこに材料を盛って成形し仕上げます

軒天の欠損
軒天の欠損2

モルタル補修後は乾燥させて塗装をし完成させます。

軒の欠損補修前
軒の欠損を補修し、塗装した後

モルタルを使った他の補修

下地の外壁補修とは少し異なりますが、壁面の窓の場所を移動したり、小さくしたり、二重サッシになどにすることも可能です。

ただし構造上コンクリート内の鉄筋で強度を保っているため、事前に調査をする必要があります。
いずれも窓周りを左官職人がモルタル補修して仕上げます。

窓周りのモルタル補修前
窓周りのモルタル補修中
窓周りのモルタル補修後
窓周りのモルタル補修後に塗装をして仕上げた状態
二重サッシ
二重サッシへの補修

窓サッシの交換

窓サッシの交換補修
窓サッシの交換補修作業中
窓サッシの交換補修工事後
窓サッシの交換補修工事の仕上がった状態

モルタルの劣化

モルタル外壁のコア抜き

モルタルは混和材をいれたものもありますが、基本的にモルタルは砂3に対してセメント1ほどの割合で水を練り混ぜたもので左官職人がコテ等でコンクリートの上からコテ等で仕上げます。

コンクリートとモルタルは同じようで材料が異なります。
砂利を加えたものがコンクリートで、その上から仕上げ層としてモルタルを塗布しますが、素材の違えはすなわち挙動する状態も異なり浮きやクラックなどの劣化につながります。

乾燥収縮挙動

モルタルの乾燥過程において水分が蒸発すると、モルタル自身の体積変化も伴って細かい乾燥クラックが発生します。

熱冷挙動

昼は紫外線照射で温度が上昇、逆に夜は冷えてくる・・その温度差の繰り返しによって収縮し浮きやクラックを発生させます。

調査診断とお見積りについて

2階以上については足場を組んでから、より詳細な調査と診断をしてから実測清算(実数清算)をします。そのためお見積り調査の段階では、平面全体の正確な見積もりを出すことができません。

ちなみにブランコによる打音検査の場合は、より正確な見積もりを提出させて頂くことが可能です。

モルタル、コンクリート、タイルなどの外壁補修、マンションの見た目と耐久性の両立、それを裏切らない努力で施工をしていきます。横浜塗装職人の外壁補修をぜひお役立てください!!

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